ロッド選びに続いて、リール選びについて僕の知っていること・感じていること・思っていることを書かせていただきます。
まず、リール選びをするにあたって
「ダイワ」 or 「シマノ」
に分かれます。ロッドに関しては、各メーカーの特徴&バリエーション豊かに出揃っているのですが、リールに関しては、ほぼ2社に限られます。
そして、僕は「ダイワ」に偏っているので、ここでは シマノ について書くことは出来ません。そんな「ダイワ寄り」な僕が各社の特徴をザックリ紹介させて頂くと、
<ダイワ>
・マグシールド(磁力を帯びたオイルが磁石に挟まれて各部の隙間を干渉することなくシールドする機構)搭載により、非搭載機種と比較して内部や各主要部品(ベアリングなど)に海水が入りにくい。(=水洗いが安心して出来、潮ガミが減る。→初期性能の長持ち)
・巻き始め(初動)が軽い
・(個人的に)デザインが素敵!これは、マグシールドによりローター(スプールの周りをグルグル回るところ)の役割の1つだった海水のシャットアウトをマグシールドが担うことにより、エアローターなる、軽さ&デザインを両立させたローターが採用されています。これにより、巻き始めが軽くなっています。
・エギングに関しては、シマノよりダイワの方が力を入れており(ダイワ・エメラルダス)、同じメーカーで揃えていくにあたってバリエーションが豊富
<シマノ>
・防水機構として、「コアプロテクト」という機構が採用されています。(防水機構に関しては、ダイワのマグシールドが先)このコアプロテクトは、メインシャフト周辺を撥水加工してプロテクトする機構
・ローターの役割が、海水の侵入を防ぐ(軽減する)役割をしっかり担っているので、エアローターに比べ巻き始めが重い
・ダイワのリールに比べて、巻き心地は滑らか(シルキーな巻き心地と言われています)
・メーカー取り寄せ部品が、ダイワより細かく取り寄せ出来る
です。僕は、最初に買ったリールはダイワのクレスト2500 というリールでした。
最初は、釣りが趣味になるか分からない状態で1万・2万円のリールはなかなか買えないと思います。そういう意味でも、ビビりながらも当時の僕にはそこそこ高い、5,000円くらいするPEライン付きのリールを買いました。
結果、エギングは最初の釣りで根掛かりしまくって、エギがなくなってからの、ジグヘッド&ワームという組み合わせで2回目の釣り。
オモシロイほど釣れに釣れて(カサゴ・カマス・アジetc...)、これは釣りというより漁だなって体験をしました。(後に、これがビギナーズラックだと知り、6ヶ月間 何も釣れない日々が続きます)
この頃、付属のPEラインからラパラのPEラインに巻き替えるタイミングで「11カルディア2506h」という機種に買い換えました。
当時、16,000円前後したリールで、道具を大切に扱う=メンテナンスをするということを覚えた時期でもありました。
この頃、「マグシールド搭載機」としては1番安いモデルでした。
これで、マゴチやヒラメ、サゴシやアジなどを釣り求めて、毎週末色々な海に出かけました。
その後、ヒラメ用に「11カルディア3000」を買って、後に「14モアザン3012h」になり、
青物を釣るんだってことになり、「12キャタリナ4000」を導入して、カンパチはこれでは心もとない、ってことで「12キャタリナ5000」を導入。
そんなこんなして2年ほど経った頃に、本格的にエギングをしようと思って買ったのが、今使っている「15ルビアス2508PE-DH」です。
話を戻します。
エギングのリールで必要とされる機能として、
「リールの軽さ」
「初動の軽さ」
「ボディの強度」
があると思います。よく、エギングにボディ強度は必要ないという記事を目にしますが、ボディは歪みます。それは、ドラグを緩めて(鳴らして)シャクリの負荷を逃しているとしても、シャクリ続けることにより、ボディに負荷がかかって歪みます。僕の 11カルディア2506h & 3000 もハンドルを回すと新品時のあの滑らかさはないです。これは、ギアに問題があるとかではなく、ボディの歪みから来ている感じがします。
ダイワのZAIONボディ(強度のあるカーボン素材のプラスチック)は、毎週末に釣りをする方で2年はもたないと思います。これは、やはり強度は金属に及ばない ということだと思います。しかし、ZAIONボディは「軽い」です。
金属ボディは、強度はあるが「重い」です。
これを踏まえて、僕が使っている15ルビアスを振り返ると、ボディは「ZAIONボディ」です。しかし、使い始めて1年ちょっとになりますが、まだ歪みや不具合は一切出ていません。11カルディアとは同じ ZAIONボディ でもより強度があるように思います。
これは、15ルビアスのエンジンプレートにあるみたいです(あっちこっちググって僕自身、なるほどって思った答えでした)。
ダイワのリールは、
・軽さ・巻き心地の頂点「イグジスト」
・ギア&ボディ共に丈夫な「セルテート」
・イグジストベースのお買い得な「ルビアス」
・ダイワリールの中堅を担う「カルディア」
と、それ以下のお買い得なリールになります。
エメラルダスシリーズのリールも、鯛ラバ専用機の紅牙シリーズも、ベースとなる機種が上記4つの派生になります。
ギアの素材の違いとして、丈夫(硬い)ギア順に、
「超々ジュラルミン」採用のセルテート
「超ジュラルミン」採用のイグジスト&ルビアス
「亜鉛ギア」採用のカルディア
と分けられます。正直、亜鉛ギアと超ジュラルミンギアは別物です。
亜鉛ギアは、強度に不安があります。
それでも、エギング専用機ならばまだ「あり」だと思います。
超々ジュラルミンは、エギングには硬過ぎます。硬いとギア馴染みがするまで、擦れるような音(感覚)があります。でも、愛着が湧く頃にはシルキーな巻き心地になっていると思われます。
エギングには十分過ぎる強度を持つ、超ジュラルミン製のギアを持ち、ZAIONボディ採用で軽さを持ち合わせながら、剛性の高いエンジンプレートで1番負荷のかかるハンドル周りを補強している、
「イグジスト」
「ルビアス」
が、エギングに向いていると思います。
その中で、「イグジスト」は、軽さと感度の極み、言わばダイワリールのゴールにあたるリールです。お値段も頂点に値する価格になっています。
よって、理想としては、
「15ルビアス」
もしくは、最強のリールの組み合わせとして、
「セルテート」+エアスプール
だと思います。
このセルテート&エアスプールは、
「強度のあるセルテート」に「軽さ際立つエアスプール」で、強度を優先して作られた重量のあるセルテートのアルミスプールを交換することで、無敵の組み合わせになると思います。
僕は、15ルビアス2508PE-DH に採用されているエアスプール と ダブルハンドルを、ボディがヘタってきたら セルテートに載せ替えて、無敵の組み合わせを夢見ている途中です。
リールを選ぶにあたって ハイギアorローギアがあると思います。
これは好みの部分が多いと思いますが、投げた後の糸フケを早く回収するのに「ハイギア」
シャクリ幅を小さくし、少しでも長い時間エギを漂わせたいスタイルには「ローギア」がむいていると思います。
次に、リールのサイズがあります。
巻くPEラインのサイズに合わせてのスプールのサイズになりますが、
エギングでは「2508番」一択でOKです。
2506番は、PE0,6号を150m
巻けるスプールになります。ですが、これだとPE0,6号 180mや240mは巻けません。
また、PE1号を巻いてヒラメ釣りをしようとした時に100mしか巻けません。これは短いです。深溝スプールは、下巻きすれば細いPEラインでもツライチで巻けます。
方法は、
①スプールに巻きたいPEラインを下巻きなく巻く
②その上から下巻き用のラインをツライチまで巻く
③下糸・PEラインを巻いてあった空のケースに巻き取る
④下巻き用のライン→PEラインを巻く
これでOKです。よって、エギングをメインでするリールは、「2508番」「2500番」をオススメします。
僕の「15ルビアス2508PE-DH」は、サンライン社の「PE EGI ult 0,6号」を240m巻いてピッタリでした!
以下、機種別に紹介させて頂きます。
【15ルビアス】
・ZAIONボディで軽量化
・エンジンプレートでハンドル根元の剛性を強化
・超ジュラルミン製ギア採用で、耐久性up!!
<15ルビアス2508PE-DH>
僕がエギングで使っているモデルです。
2508番のスプールサイズで、ローギアのハンドル1回転72cm+ダブルハンドルです。
【16セルテート】
・アルミニウム合金ボディの強靭な剛性
・ZAION製 エアローターで強度&軽さを両立
・ボディ&ラインローラー&ドライブギア両軸にマグシールドを採用
・超々ジュラルミン製ギア採用で、十分過ぎる強度を確保。替えスプールを用意すると、エギング以外にヒラメやシーバスetc...結構な釣りに使えます。
<16セルテート2508PE>
2508番のスプールで、ハンドル1回転72cmのローギアモデルです。
2500番スプールに1回転当たり72cmのローギアモデルです。
丈夫で強靭な剛性を持つセルテートは、色々な釣りに通用します。
ヒラメ用にはPE 1,2号を、ヒラスズキ用にはPE 1,5号をどうぞ!
PEラインは、1,5号が200m、1号はなんと、280m巻けます。
もちろん、PE 0,6号も好きなだけ巻いてエギング三昧も可能です。
僕個人的には、セルテートは 2500番がオススメです。
【14カルディア】
・ダイワリールの中核を担うリールで、軽く基本性能を確保したリール
・亜鉛ギアで、エギングやアジングなどを中心にするにはOK
・エメラルダスMXシリーズなどは、カルディアの派生モデル
・ねじ込み式ハンドル
<14カルディア2506>
2500番スプールに、ハンドル1回転72cmのローギアです。
ドラグがmax3kg設定のリールになります。
<14カルディア 2506 H>
こちらはハイギア仕様の、ハンドル1回転・84cmです。
2018年 2/18現在、モデルチェンジ直前のスーパー価格になっています!
<14カルディア 2506 H>
こちらはハイギア仕様の、ハンドル1回転・84cmです。
こちらも2018年2/18現在、モデルチェンジ価格です!
【17セオリー】
・2017年の軽さがポイントのリール
・ベースはカルディアと思われ、カルディアの軽量化チューンナップモデルの位置付け
・ZAION製 超軽量低慣性エアローター採用により、より軽く&より強く
・ATDドラグ採用
→カルディア以上、ルビアス未満的な位置付けになります。
ギアの素材・組み上げ精度はルビアスに劣りますが、軽さ&ZAION製エアローターは、15年モデルのルビアスには採用されていません。(ルビアスは強化プラスチック製のDS5というエアローターです)コスパ抜群なリールです。
<17セオリー 2508PE>
エギングに最適な番手です。
僕は、15ルビアス2508PE-DH という同じ番手のリールに、エギングで多用されるPE 0.6号を下糸(嵩上げ)なしで240mぴったり巻けます。エギング専用のリールを選ぶ際は、「2508PE」x「pe0.6号 240m」がベストです!
・ATDドラグ採用
→カルディア以上、ルビアス未満的な位置付けになります。
ギアの素材・組み上げ精度はルビアスに劣りますが、軽さ&ZAION製エアローターは、15年モデルのルビアスには採用されていません。(ルビアスは強化プラスチック製のDS5というエアローターです)コスパ抜群なリールです。
<17セオリー 2508PE>
エギングに最適な番手です。
僕は、15ルビアス2508PE-DH という同じ番手のリールに、エギングで多用されるPE 0.6号を下糸(嵩上げ)なしで240mぴったり巻けます。エギング専用のリールを選ぶ際は、「2508PE」x「pe0.6号 240m」がベストです!
<17セオリー2508PE-DH>
こちらは、2508番手のダブルハンドルです。
エギングは、スラック(糸ふけ)を利用したシャクリを多用します。
ハンドルから手を離してスラックジャークをする際に、ハンドルが勝手に回るのを防げたり、リーリング(ハンドルを回す)する際にシングルハンドルに比べ、ブレなく安定して回せます。そして、このダブルハンドル。
パーツ注文をすると、10.000円前後します!
ゆくゆくはルビアス・セルテート・イグジストとダイワリールをステップアップして使っていく際に、ハンドルのバリエーションとしてダブルハンドルは必須です。
将来的にも、パーツだけでも資産として残っていく選択です。
<17セオリー2508PE-H>
2508番のハイギア仕様になります。
通常の2508番は、ハンドル1回転で 72cm のローギア仕様ですが、糸ふけを早めに回収したい時などは、ハイギア仕様の 84cm が使いやすかったりします。
しかし、選ぶ際に気をつけたいのは糸ふけを回収する速度etc...ではなく、エギングにおいては「自分のシャクリ幅に合わせて選ぶ」必要があります。
僕は、最初に11カルディア2506Hというハイギアのリールを使っていましたが、その後購入して愛用している15ルビアス2508PE-DH のローギア仕様の方がシャクリ幅に合っていました。(しっくりきました)
一般的には、エギングにハイギア仕様がよく使われてたりします。
【17エクセラー】
・マグシールド搭載機の入門機
・アルミボディ・亜鉛ギア・折りたたみハンドルetc...コスパ抜群!折りたたみハンドルは、ねじ込み式ハンドルと比べてガタが出やすく、ハンドルの回転に合わせて逆側も一緒に回転する機構
・僕は、EMMSシリーズ・フリームスなどを買うなら、17エクセラーをオススメします。割り切り感とコスパはこちらが上の様に思います。
<17エクセラー2500>
2500番スプールで、PEラインは最大で1,5号を200m巻けます。(下巻きをすれば、PE 0,6号を好きなだけ巻けます)
ギアは、ハンドル1回転あたり72cmのローギアです。
重量もこのモデルで265gです。 2508RHなどは、285gになるので、エギングには重すぎると思い、ここでは2500番推しです。
重量もこのモデルで265gです。 2508RHなどは、285gになるので、エギングには重すぎると思い、ここでは2500番推しです。
ロッドはバリエーションが多いですが、リールは「耐久性」「重さ」「マグシールドやベアリングの箇所」など、分かりやすく選べると思います。
・軽さと超ジュラルミン製ギアの「ルビアス」
・剛性最優先の「セルテート」
・亜鉛ギア・ZAIONボディの「カルディア」
・カルディアのチューンナップモデル「セオリー」
・コスパ抜群の入門機「エクセラー」
です。後は、ハンドルノブ変えてみたり、スプールを付け替えて色々な釣りに使ったり、クルクル回しながらお酒を呑んだりetc...
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